石川県志賀町では、すべての小中学校に土俵があり、毎年、町の大会や学校行事での相撲大会が開催されるなど、相撲に馴れ親しんだ町であります。しかし、大会が終わると熱が冷め、良い選手が埋もれてしまう状態でした。
　このままではいかんと、平成22年に教室を起ち上げたのが現在の監督です。
　設立当初は練習方法等が解らないため、日本相撲協会と日本相撲連盟が主催の指導者研修会に参加し、基本動作やトレーニング方法を学び、また、近隣道場との交流稽古等で練習手順を身に着けました。現在ではスポーツ少年団の指導員や研修会参加者も増え充実した指導が行えています。
　経歴の浅い教室ではありますが、情熱的な指導と教室生のヤル気が噛合い、夏の北信越大会では団体３連覇、県内の各大会でも団体優勝をし、全国大会でも上位入賞するなど成果を上げています。昨今では、ＯＢの中高生が全国制覇に貢献してくれるなど、将来的にも楽しみな選手に育ってくれました。
　今後も、全国大会で活躍できる選手が出せる教室でありたいと稽古に励んでいます。