「創芯道」とは、この道場が「相撲道を通し、人間としての芯を創る」ための場所で在れ、という野島監督の願いから名付けられたものです。
現在、小学一年生から中学二年生まで、8名が練習生として在籍しています。
相撲という一対一の闘いを通して、怖い事、辛い事にも逃げずに立ち向かい乗り越えてゆく強い心を養うと同時に、共に切磋琢磨する中でお互いへの敬意を学ぶ。
その実現の為に、創芯道の稽古は「いまどき」の風潮からは逆行しているかもしれませんが、昔ながらの「厳しく叱られる道場」の姿を守っている、とも言えます。
子供たちの持つ可能性の大きさは、大人の想像力を遙かに凌駕します。
子供が成長できるはずの伸び代を最大限に活かすためにも、小学生に対しても妥協のない厳しい指導を行います。
もちろん、厳しい、とはいえただ闇雲に追い込むのではなく、子供それぞれの性格や能力的な長所短所の両面、そして成長段階をきめ細かく見極めながら、「公平ではなく、公正」な結果を目指して指導方針を決めています。
そこには監督いわく、「火傷するくらいの情熱と溢れんばかりの愛情」とでも言うべきものが根本にあってこその指導の厳しさであり、その結果として現在の練習生、保護者会からもその指導には良い形の信頼関係を築けています。
なにより、練習生たちの弾けるような笑顔がそこにあります。
練習生全員がこの厳しい稽古を乗り越え、それぞれ強くなって欲しいし、大会でも勝てるようになって欲しい。できれば日本一に…稽古をする本人の思いも、きっとそうでしょう。
ですが、「相撲が強ければそれで良い」とは、私達は思いません。この子供たちは10年後、各大会で大活躍する選手になっているかもしれないし、もしかするとプロとして花形力士になっているかもしれない。しかし逆に、その頃には相撲からはすっかり卒業して、全く別の分野のことに熱中しているかもしれない。でも、そのどちらでも構わないのです。
それは人生の「道」としては些細な違いにすぎません。
全ての卒業生が、先ずは1人の社会人としてどんな形であれ、何か世の中に貢献できる大人になっていて欲しい。それをなによりも大切な道場の目的とし、ここをそんな人間に育つための「芯」捜しの場所で在れ、と考えています。故に、創芯道場、ではなく、その思想の「創芯道」が団体名称となっているのです。
将来、そういう芯を見つけることのできた卒業生たちがまた、この創芯道の精神を次世代の指導者として引き継ぎ、連綿と未来へ繋いでくれれば…それが私たちの願いです。
創立 |
平成24年4月(北河内相撲連盟、ならびに大阪府相撲連盟に所属) |
練習生 |
小学生6名 中学生2名 |
稽古場所 |
サンシビック尼崎 相撲場(兵庫県尼崎市 阪神電鉄尼崎駅徒歩5分) |
稽古時間 |
毎週火曜日、土曜日の18時〜21時まで |
指導員 |
監督:野島年由希 指導者:藤崎俊久 |
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