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医科学委員会から、重要なドーピング検査方法の変更についてのお知らせです。

治療目的使用に係る除外措置(TUE)申請についての変更が、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)から3月1日付けで発表されました。
これまでは、治療目的で禁止薬物をやむなく使用する選手は、必ず試合前までにTUE申請を行わなければなりませんでしたが、今回の改正では、今後はTUEが必要となる場合は、以下のルールとなります。
①国際大会へ出場予定がある競技者(国内・国外開催を含む)。←相撲では、世界大会、アジア大会、ワールドゲームスの各大会出場者です。
②チームスポーツの国際大会へ出場予定があるチームに所属する競技者(国内・国外開催を含む)←現在、相撲で該当する大会はありません。
③国際競技連盟が実施する競技会外検査の対象者(IF RTPA)←事前に指名され登録する制度です。指名されている場合は必要になります。
④JADA検査対象者登録リストの競技者(JADA RTPA)。←これも事前に指名され登録する制度です。指名されている場合は必要になりますが、現在日本相撲連盟管轄では一人もおりません。
⑤JADAホームページに掲載されている一覧の競技会へ出場する競技者。←相撲の場合では、本年度は第67回国民体育大会・第61回全日本相撲選手権大会・第17回全日本女子相撲選手権大会の3大会対象となっています。参加予定選手は、事前にTUE申請を行ってください。
 上記①から⑤に当てはまらない選手は、事前のTUE申請をする必要はなくなりました。 
しかしTUE事前申請が必要とされない競技大会においてもドーピング検査は実施されます。 今まで通り、自分の判断で服用することはもちろん、医療機関で薬を処方してもらう時にも十分に注意をしてください。  
今後は検査で陽性になった時に、医療機関から処方された薬が原因であれば、遡及的TUEと言って、その時点でTUE申請ができますが、必ず許可されるものではありません。 詳しくは日本アンチドーピング機構のホームページ: http://www.playtruejapan.org/tue_flow.phpで確認し、十分にご注意下さい。
 なお機関誌“ちから”最新号の「土俵の健康」欄に、TUEについての記事を載せてありますが、上記の点の変更がありましたので重ねてご注意ください。
(H24.4.5)

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2012年04月05日 15:48に投稿されたエントリーのページです。

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